商品化できないものに絶品あり
伊那谷は昆虫食の本場。タンパク質を地元で調達するには、これが一番だったんだろう。ザザ虫、イナゴ、蚕のサナギ、蜂の幼虫・・・等々
その中でイチ推しは、ゴトウムシつまりカミキリムシの幼虫でしょう。焼くと、焦がしバターの香りがする。舌触りは、常温に置いてトロッとしたカマンベールチーズに近い。クヌギの薪割をしているときに偶然得られるものだから、オンデマンドでは供給不可能。故に商品化はできない。
オイラが思うに商品化ができないものに、実は絶品があるように思う。近年、あれもこれもムリヤリ商品化しようとしているけれど、そうすることで却って価値を落としていやしませんか?